カシオ計算機は電子キーボード開発にCAEを活用することで、ピアノ演奏法の1つであるグリッサンド奏法時の操作性を維持するために長年採用してきた旧来の鍵盤構造を見直し、新たな鍵盤構造を考案することに成功した。担当者にその取り組み内容と今後の展望を聞いた。
【主な内容】
・ガイド機構やグリスをなくして横振れをどう抑えるか!?
・CAE活用で導き出す新たなヒンジ形状、作りやすい鍵盤構造
・設計案が正しい方向性のものなのかをCAEで確認
・設計者はCADと同じようにツールとしてCAEを使ってほしい
・デジタルでムダを省く、デジタルでより良い製品を作る