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IARシステムズ株式会社

事例

IARシステムズ株式会社

「農業×IoT」の開発期間短縮、NTTドコモが選んだ統合開発環境の魅力とは

NTTドコモは近年、営農支援プラットフォームの提供を始めた。その開発において大きな役割を果たしたのが、高いコンパイラ機能とセキュリティ機能を備えた統合開発環境だ。導入経緯や効果とともに、今後の展望について聞いた。

コンテンツ情報
公開日 2022/04/19 フォーマット PDF 種類

事例

ページ数・視聴時間 5ページ ファイルサイズ 1.02MB
要約
 大手携帯電話事業者のNTTドコモでは、営農支援プラットフォーム「畑アシスト」を提供している。農場に設置したセンサーから得たデータをアクセスポイント経由でクラウドに集め、ユーザーがスマートフォンなどのデバイスから農場の状態を確認・管理できるもので、作業記録や生産計画と合わせて管理することで生産性の高い営農を実現できるという。

 その開発を支えたのが、熟達したコンパイラ機能やセキュリティ機能を持つ統合開発ツールだ。同サービスでは一般的な「PKI」ではなく、NTT社会情報研究所が開発した暗号化技術や認証技術を採用しており、センサー機器に向けたプログラムコード開発のほか、センサー機器のARMマイコンにプログラムコードを書き込む際に使用されている。

 現時点ではセンサー機器への鍵の書き込みを手作業で行っているが、個体ごとの鍵を効率よく生成する機能や管理機能などがあれば作業がより容易となるため、そうした将来性も見越して採用に至ったという。本資料では、このサービス開発の経緯を掘り下げるとともに、IoTなどの組み込み開発におけるセキュリティ向上のポイントを探る。