コンテンツ情報
公開日 |
2022/04/22 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
製品資料 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
519KB
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要約
航空宇宙分野における製品開発は、設計・開発・生産プロセスの複雑化に直面している。特に電装システムの設計は、かつてないほどに複雑になり、電気関連のコンプライアンスと認証、規制要件をクリアするために多大なリソースが割かれている状況だ。
ただ、その対処の多くは機械的な実装を行ってきた時代から引き継がれてきたもので、電装系の新機能を追加していく現代にはそぐわない。手作業の多い開発手法では、製造工程が進んだ後で問題が発見されかねず、設計の手戻りから巨額のコストが発生し、市場投入も遅れるという事態も招いてしまう。実際、大手航空機メーカーは油圧装置の刷新において開発が遅れ、60億ドルを超える損失を被ったといわれている。
本資料では、その解消策となるアプローチとして、製品ライフサイクル全体にデジタル技術を用いる「モデルベース設計」を提案している。プロセスが分断することなく、部門の枠を超えたデジタルツインを実現し、データの連続性を確保できれば、チーム間のコラボレーションも促進され、エラーの自動チェックなども可能になる。すでに導入した企業の成果も交え、その効果を詳しく見ていく。