コンテンツ情報
公開日 |
2022/05/02 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
537KB
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要約
日本唯一のアトマイズアルミ粉専業メーカーのミナルコでは、アルミ粉末生成に多数のエアコンプレッサーを使用しており、その電気料金は工場全体の約50%を占める。そのためエアリーク(空気漏れ)対策はコストに直結する重要課題だが、工場内の大小さまざまな騒音の中、目に見えないエアリーク箇所の発見は困難だった。
これを解決したのが、人の可聴域以上の周波数を複数のマイクで捉えることで、エアリークを可視化する「産業用音響カメラ」だった。リークの疑われる箇所をカメラで見るだけで特定できるため、専門知識やトレーニングの必要がなく利用できる。実際に点検で使用したところ、漏れがないと認識していた箇所からエアリークが見つかり、電気代のロス原因を可視化できたという。
製品サイズは片手に納まる程度であるため狭い場所でも使いやすく、反射した超音波が映り込む場合も方向を変えるなどの工夫で簡単にリークを突き止められる。測定箇所からリアルタイムでリーク量と年間損失コストを表示する機能もあり、現場のコスト意識向上にもつながっている。本資料では同社の事例から、その導入効果を詳しく紹介する。