技術文書・技術解説
アナログ・デバイセズ株式会社
経験レベルは不問、性能を低下させないシグナルチェーンシステムへの電力供給法
シグナルチェーンシステムへの電力供給は決して容易ではない。例えばスイッチングレギュレーターを使用すると、スイッチングノイズが性能に悪影響を与えかねない。こうした課題を一気に解決する、電源ソリューションの作成法を紹介する。
コンテンツ情報
公開日 |
2022/07/11 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
8ページ |
ファイルサイズ |
6.98MB
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要約
アナログ信号をデジタル信号へ変換するシグナルチェーンシステムへの電力供給は、システムの性能低下を防ぐだけでなく、さらに電力効率を考慮して設計しなければならない。例えばリニアレギュレーターを使用すると性能低下は防げるが電力損失は増大するため効率が下がる。
スイッチングレギュレーターでは効率は向上するが、スイッチングノイズによりシグナルチェーンの性能に影響を及ぼしかねない。こうしたシグナルチェーンシステムの電源設計の課題に対し、アナログ・デバイセズはSignal Chain Power(SCP)ハードウェア評価用プラットフォームと、SCP Configuratorコンパニオンソフトウェアツールを提供している。
本稿では、SCPハードウェア評価用プラットフォームについて、異なる電源レール構成のレファレンス設計「CN0513」でノイズ基準を測定しながら解説。SCP Configuratorコンパニオンソフトウェアツールの紹介も交えて、効率やコスト、ソリューションサイズといったシグナルチェーンシステムエンジニアが直面する電源設計の課題を、これらのソリューションが経験レベルにかかわらずいかに軽減できるかを明らかにする。