技術文書
アナログ・デバイセズ株式会社
合成生物学向けソリューションにより、人の命を救う
物理学と生物学を組み合わせ、がんや代謝異常、感染症の治療などの医療や、製造、農業といった分野の課題解決が期待される合成生物学。この新たな手法を利用して開発が進む技術の概要や、協業でのメリットや展望について紹介する。
コンテンツ情報
公開日 |
2022/07/29 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書 |
ページ数・視聴時間 |
5ページ |
ファイルサイズ |
574KB
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要約
合成生物学は、SFで描かれるような空想の世界のものではなく、化学、生物学、工学、コンピュータ科学の進化を融合し、自然界には存在しない生物学的なコンポーネントや、ソリューション、システムの設計/製造を実現するものだ。
バイオテック分野のスタートアップ企業であるEvonetixは、この新たな学問を利用し、従来とは抜本的に異なる方法で、かつてない精度と規模で長鎖DNAを合成する技術を開発。人の命を救うことにつながるワクチンなどのソリューションを開発する上で求められる、品質、スピード、コストの改善を目指している。
同社はDNA合成技術を世界中の研究者に届けるビジョンを具現化するため、アナログ・デバイセズをパートナーとして選択し、その挑戦的な取り組みを加速させている。本稿では、Evonetixの協業先であるアナログ・デバイセズのAnalog Garageの組織や開発における役割、商用化に向けて開発中のデスクトップ型DNAライター用デバイスの概要から、期待される市場導入の影響について言及する。