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沖電気工業株式会社

事例

沖電気工業株式会社

多品種少量生産のネックとなる組立工程、IoTで作業ミスのゼロ化&可視化を実現

多品種少量生産にシフトした多くの製造現場では、一連の組立工程に最少人数で当たるセル生産方式を採用している。ただ、この方式では作業の属人性が高まり、生産品質が安定しづらい。従来の組立支援システムにない新たな支援策が必要だ。

コンテンツ情報
公開日 2022/08/03 フォーマット PDF 種類

事例

ページ数・視聴時間 2ページ ファイルサイズ 1.61MB
要約
 多品種少量生産にシフトした製造現場では、一連の組立工程を1人ないし少人数で担当し、手作業で行うセル生産方式を採用している。生産工程が多様化し、構成部品のモジュール化が進む現場においてコンパクトな対応策となるが、手作業がボトルネックとなってしまう。そこで多くの現場では、デジタル表示板方式の組立支援システムが導入されてきた。

 しかし、現実には、製造現場が直面する課題の抜本的な解決になっていない。これらのシステムはLEDを使って作業誘導するものがほとんどで、細かい注意喚起が難しい。さらに、組立部品ごとに設定やセンサーの配置の調整が必要になるため、工程変更が常態化する多品種少量生産の現場のニーズに応えられないという問題点も抱える。

 これらの難題をクリアし、作業をより視覚的にサポートしようと、プロジェクターを利用した新システムが登場した。プロジェクションマッピングを活用して的確な作業指示を可能にすることで、ミスのゼロ化や問題箇所の可視化などを実現し、製造現場の変革を支援するという同システムの詳細をぜひ確認してもらいたい。