業界特化型 技術・製品情報サイト
  • MONOist
  • EE Times Japan
  • EDN Japan
  • スマートジャパン
  • BUILT

SiTime Japan合同会社

製品資料

SiTime Japan合同会社

水晶発振器の弱点を克服するシリコンMEMS発振器、性能はどこまで上がる?

電子モーター制御回路において、安定したクロックを提供するために欠かせないタイミングデバイス。過酷な環境下での信頼性に難がある水晶の弱点を克服するとして近年注目度を高めている、シリコンMEMS発振器の実力を解説する。

コンテンツ情報
公開日 2022/10/07 フォーマット PDF 種類

製品資料

ページ数・視聴時間 5ページ ファイルサイズ 1.17MB
要約
 電子モーター制御回路において安定したクロックを提供するには、振動子や発振器などのタイミングデバイスが欠かせない。しかし、長年にわたり唯一の選択肢であった水晶タイミングデバイスは、高温や高騒音、振動、衝撃などの過酷な環境下では性能および信頼性が低下してしまうという課題があった。

 そこで近年、注目度を高めているのがシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)発振器だ。水晶よりも高い信頼性と耐久性を誇り、モーター制御のニーズに応える。本資料で紹介する製品は、MHz発振器で最高125度という高温の環境下でも安定して動作し、さらに水晶と比べて耐震動性で30倍、耐衝撃性で25倍、低電磁感受性(EMS)で50倍の性能を有するという。

 またプログラマブルな構造として設計されているため、さまざまな用途や仕様に応じて工場でプログラムした上での納品が可能となっている。同製品の活用で、産業用モーター制御アプリケーションの可能性はさらに広がるといえそうだ。