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SiTime Japan合同会社

製品資料

SiTime Japan合同会社

5Gで機器環境はさらに過酷に、水晶発振器に代わるタイミングデバイスは?

5Gの普及が急速に進む中、セルラーテクノロジーはさらなる飛躍を求められている。周波数が高くなればなるほど、要件はより厳格になり、正確なタイミングを多様な環境下で維持しなければならない。何か解決策はあるのだろうか。

コンテンツ情報
公開日 2022/10/07 フォーマット PDF 種類

製品資料

ページ数・視聴時間 5ページ ファイルサイズ 1.09MB
要約
 5G技術は今までにないほど、高い要求をタイミングソリューションに課している。周波数が高くなるほど、より短時間で多くの処理を行わなければならず、帯域幅もより厳格に使用されるため、タイミングのズレの許容幅も小さくなる。さらに多様な環境下で、正確なタイミングを維持することは容易ではない。

 特に重要な役割を担うのが、5Gシステムにある3つのタイミングソースの1つであるホールドオーバークロックだ。ネットワークやGNSSが有効に動作しない際に、主要ネットワークが戻るまでタイミングを維持し続ける、安定したクロックソースになる。ただ、5Gは高精度になったことで今まで以上に厳しい環境に機器が置かれるため、これまで利用されてきた水晶振動子では課題に対応しきれない。

 振動や高温、急激な温度変化にどう対応するか、頭を悩ませている技術者は少なくないだろう。その解決策として期待されるのが、MEMS発振器だ。中には、125度までの温度定格、水晶の10倍の耐振動性などの機能を、約5分の1の消費電力で実現できる製品もある。本資料では、5G技術で注目される、このMEMS発振機の重要性をさらに詳しく紹介していく。