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アナログ・デバイセズ株式会社

技術文書・技術解説

アナログ・デバイセズ株式会社

先進的な電気化学バイオセンサー技術が切り開く、医療診断迅速化の未来

コロナ禍はさまざまなイノベーションを促進する契機となったが、患者の傍らでの迅速な診断を可能にする装置の開発もその1つだ。これを実現した電気化学バイオセンサー技術と、製品開発の期間を短縮した取り組みについて紹介する。

コンテンツ情報
公開日 2022/10/20 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 4ページ ファイルサイズ 657KB
要約
 コロナ禍において医療従事者を支援する製品開発が加速している。センサーや医療用機器の開発/製品化に携わってきたQSM Diagnosticsは現在、動物の細菌感染を迅速に診断できるペット用ポイントオブケア診断装置の開発に力を入れている。

 その取り組みを支えるのが、診断結果を診療所で確認できるペット用感染症診断装置に採用された、PalmSensの電気化学バイオセンサー技術とアナログ・デバイセズの先進的な信号処理技術を組み合わせた、小型で低消費電力のポテンショスタットモジュール「EmStatPico」だ。ポイントオブケアを実現するバイオセンサーリーダーとしてのポテンショスタットの多用途性を実証した。

 本稿では、ポイントオブケア診断に必要不可欠な電気化学バイオセンサーの開発期間を短縮し、医療診断ツールをいかに迅速に市場投入できたかなどの事例を交え、QSM Diagnostics、PalmSens、2社それぞれの展望を紹介する。