コンテンツ情報
公開日 |
2022/10/24 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
製品資料 |
ページ数・視聴時間 |
13ページ |
ファイルサイズ |
3.05MB
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要約
製造現場では、作業をサポートするためのさまざまな治具や固定具、それに類する治工具が数多く使用されており、生産工程に欠くことができない存在となっている。多くの企業で、マシニング加工した金属部品をボルト締めしたものか、溶接した工具に頼っているのが現状だろう。
しかし、このような従来工法では、費用がかかる上に熟練した機械工のスキルが求められ、制作に多く時間を取られるのが一般的だ。そのため、破損した場合の影響も大きく、ビジネスが長期間中断しかねない。こうした課題の解決策として注目されているのが、工業用3Dプリンタによる、従来の金属加工から高強度・剛性の高い樹脂材料を使った治具への置き換えだ。過酷な環境に耐えうる強度を確保しつつ、複雑な形状も造形できる。
実際、建設機械や採掘装置などの産業用製品を手掛ける米キャタピラーは、部品交換やマシニング加工にかかる費用や時間、またその間の生産損失を、工業用3Dプリンタを活用することで解決し、コスト削減とリードタイム短縮を実現している。本資料では、治工具製作を金属から樹脂へ置き換えることでどのようなメリットがあるのかを、事例を交えて紹介する。