日本で開催された、ある国際的スポーツイベントでは、各会場の人員輸送に関わるコミュニケーションに5000台の無線機を必要としていた。コロナ禍による1年の開催延期に加え、会場内における観客の有無が直前まで決まらないなど、不確定要素が多々ある中での開催に。にもかかわらず端末の故障や通信のトラブルもなく大会を支え続けたという。
その無線機は、設備投資の要らない広域ブロードバンド回線の手軽さと、PPT通信の使いやすさを兼ね備えたハイブリッド型だ。世界中のエンタープライズの現場だけでなく、パブリックセーフティ(公共安全)が求められる現場でも支持されており、今大会でもその評判を裏付ける結果となった。
本資料では、同大会の裏で奮闘した関係者たちの挑戦を詳細にレポートする。代理店はもちろんメーカーにとっても5000台規模のシステムを動かすのは未知の経験だったという中、彼らはどのように安定運用を実現したのか。