造船管理の複雑化を競争優位性に、一元的なプロジェクト管理で見える成功航路

　世界経済の不確実性とハイテク船舶に対する需要の高まりから、造船業界はかつてない変化の波にさらされている。造船プロジェクトの管理においても複雑化の一途をたどっており、従来型のスプレッドシートによる管理やサイロ化したソフトウェアでは、要件やロジティクス、計画に食い違いが生じ、プロジェクトの遅れにつながりかねない。

　こうした課題と複雑性を競争優位性へと変えるのが、プログラム管理の系統的アプローチを実現するソリューションだ。過去プロジェクトのナレッジ活用による見積もり精度向上から、技術やコスト、運行などの各種要件実装スケジュールのトレーサビリティー、進捗状況と実施項目に対するリアルタイムアクセスを通じた透明性と可視性の提供まで、幅広い機能を通じて、プロジェクトをエンドツーエンドで管理できるようにする。

　これにより提案書の迅速な準備・提出をはじめ、ノウハウの蓄積による落札率向上、プロジェクトの的確な管理による初回からの成功、変更要求への迅速な処理など、さまざまなメリットを享受できるという。情報をどこまで一元化できるのか、詳しく見ていこう。