企業に対して環境問題への取り組みが求められる中、廃棄物の処分においては「3R」を前提に循環型社会システムの確立が急務とされている。またもう1つの課題である温室効果ガスにおいても、排出量の合計をCO2量に換算する「カーボンフットプリント」の取り組みが始まり、リサイクル素材やそれを用いた製品でもこの要求は避けられない。
カーボンフットプリントを適切に算出するには、対象製品のライフサイクル全体で環境負荷を定量的に評価する必要があるが、バリューチェーン全体にまつわる課題であるため、業界をまたぐ企業間連携が必須になる。こうした背景から始まったのが、ブロックチェーン技術を取り入れた「リサイクル素材の環境価値化プラットフォーム」実現を目指すプロジェクトだ。
同プロジェクトは全ステークホルダーが付加価値を得られるバリューチェーン構築のため、ライフサイクルを構成するあらゆる企業を対象に参加を募っている。現時点では特定素材や最終製品などに絞った実証が計画されているが、より広い分野への展開も見据えた取り組みの詳細を本資料で確認してほしい。