日本政府が2020年10月に「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を発表し、脱炭素社会の実現を目指すと宣言した影響により、国内では近年、CO2を貯蔵し、カーボンニュートラルに貢献する木造の住宅と施設が注目されています。
加えて、昨今は、1時間耐火のエンジニアードウッド「耐火LVL」や竹中工務店が開発した耐火集成木材「燃エンウッド(3時間耐火)」、大林組が開発した耐火部材「オメガウッド(耐火)」など、さまざまな耐火部材が登場し、高層都市木造建築物を開発しやすくなっています。
そこで、本ブックレットでは、一級建築士事務所 鍋野友哉アトリエ/TMYAを主宰する一級建築士の鍋野友哉氏が、製材の歴史、多様な木質構造建築物と世界の高層木質構造物に関する事例について、分かりやすく説明します。