2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す取り組みが世界中で進められる中、石油/ガス開発などの事業をグローバルに展開する出光興産も、それに向けてDXを積極的に推進している。しかし、化石燃料を事業の基盤としてきた同社にとって、エネルギーの安定供給を続けつつ、脱炭素化を実現するには大きな変革が必要だった。
そのため同社では、IT基盤のクラウドへのリフト&シフトを進め、クラウドは主にMicrosoft Azureを利用していた。だが、約300台の仮想マシンの管理/構築を表計算と手作業で行うのは手間がかかる他、将来のコンテナ運用や、オンプレミス/クラウドの統合管理といった課題も踏まえると、新たなアプローチが求められた。
そこで採用されたのが、環境構築のコード化を実現するIaC(Infrastructure as Code)ツールだ。その導入後は、丸一日かかっていた作業が半減しミスもなくなった上、後日確認が可能になったことでトラブルシューティングにも貢献するなど、多くの効果が生まれているという。本資料で、同社の取り組みやIaCツールの効果を詳しく見ていこう。