研究機関や工場向けに試薬の製造販売を行っている同仁化学研究所では、インクリボンを使ったサーマルプリンタで試薬用ラベルを印刷していた。しかし、サーマルプリンタは一度に1色しかフィルムをセットできず、2色刷りの手間が大きな負担となっていた他、小さな文字を印刷すると潰れてしまうこともあった。
文字潰れにはプリンタのヘッドにかける電圧を調整することで対処していたが、これも気温や湿度に左右され、長い時間がかかっていたという。そんな中、化学品規制の法改正に伴い、ラベルの多色化と表記量の増加が加速。この状況を打開すべく同社が選定したのが、トナー方式を採用したカラーLEDラベルプリンタだ。
耐水性、耐擦過性、耐候性の高さに加え、高精細出力による可読性向上も実現する同プリンタによって、業務効率は最大4倍に向上。また、歩留まりを考慮した消耗品の過剰ストックが不要となり、コスト削減にもつながっているという。本資料では、ラベル印刷の高品質化と業務効率化を実現した同社の事例を基に、同プリンタの実力を紹介する。