昨今、リモートワークを導入する企業が増えているが、CAD設計者を対象とするには、幾つかのハードルを乗り越えなければならない。例えば、設計データなどの情報資産を保護することはもちろん、各拠点に分散した物理ワークステーションを一元管理する必要も出てくるだろう。
そこで実践したいのが、デスクトップ仮想化(VDI)とグラフィック仮想化によるワークステーション環境の仮想化だ。これにより、CADやCAEをVDI上で利用することができる。ある建設機械メーカーはこの「CAD-VDI」を導入し、オフィススペースの拡大と運用管理負荷の軽減を実現するとともに、コロナ禍におけるCAD設計者のリモートワーク環境として活用している。
本資料ではこの他にも、オンプレミスのCAD-VDI環境をクラウド化した精密機器メーカーの事例を基に、クラウド化することのメリットや、その取り組みを支えたクラウドVDIソリューションについて解説している。CAD設計者のリモートワーク環境を構築するためのロードマップの描き方が見えてくるはずだ。