ガレージ事業やホース事業などの幅広い事業を全国展開するカクイチ。同社では、約40年にわたり基幹システムに汎用機を利用してきたが、IT環境のオープン化を戦略として打ち出したのを機に、システム統合基盤もオープン環境へシフトすることを決断。当初はスクラッチ開発も検討したが、コストがかさむことから別の選択肢を模索することとなった。
そこで浮上してきたのが、IBM iへのマイグレーションだ。移行に際しては、より業務を進めやすい体制を整えるための「プラスα」の要素が得られることを重視。具体的には、各種業務システムのWeb化や、帳票類のペーパーレス化が要件となった。これらを実現するに当たり、かねて親交があったIBMのビジネスパートナー企業の助けも大きかったという。
プロジェクトは予定よりもスムーズに進み、2021年11月にはIBM iを基盤とした新たな環境をリリース。他システムと直接データ連携ができるようになった他、バッチ処理の高速化により処理能力が30倍ほどに向上するなど、大幅な効率化を実現している。本資料で、その全貌をぜひ確認してもらいたい。