ロボットやAGV、機械メーカーなどで専用端末に代わってタブレットが使用されるケースが増えている。多機能で作業の範囲が広く、頻繁にシステムを更新するような装置が増える中で変化に対応しやすいタブレットのメリットは大きいからだ。
ただ、タブレットには例えばISO10218シリーズ産業ロボットの安全規格で規定されている安全機器が搭載されておらず単独での使用はリスクを伴い、またノイズのある環境での通信の懸念もある。そこで市販タブレットを改造することなくこれらの課題を解決するタブレットホルダーが開発された。例えば産業用ロボットの教示作業に使うティーチングペンダントは各社が専用端末を製造しているが、タブレットホルダーを利用すれば汎用タブレットに安全機器が装着でき設計・製造の工数も短縮できる。
他にも自社の生産ラインへの導入、メンテナンス作業の省人化など利用シーンは幅広い。現場データをフィードバックして生産性を高めるといったDXを加速する面でも生産管理データとタッチパネルの距離を近づけるタブレットホルダーの採用は起爆剤になりそうだ。同製品が製造業界やロボット業界にもたらす効果を本資料で詳しく解説する。