圧力コントローラーの制御速度を最大化、最適なセットアップのポイントとは？

　半導体製造における流体制御、自動車のベンチテスト、医療機器の品質テストなど、精度の高い計測データが要求されるケースで不可欠になるのが、圧力校正のプロセスだ。複数ラインを対象にしたテストで、その全てに同品質の圧力校正を実施することは圧力計単体では難しいため、圧力コントローラーが必要になる。

　圧力コントローラーは既に複数のメーカーが市場展開しているが、制御速度や安定性の性能には差がある。また、高速制御をうたう製品であっても、その運用が適切でなければ潜在的な性能を引き出すことはできない。

　本資料では、圧力校正の基準として多岐にわたる産業や計量研究所で採用されている圧力コントローラーを取り上げ、その制御速度を最大化するための最適なセットアップのポイントを解説している。その性能テストによると、制御速度は他社比最大5.5倍で、一般的な容量（50ml）で週5日24時間稼働している生産ラインで利用すれば、通年の稼働コストを他社比約半分～最大20％まで削減できるという。