家電などの機器を無線ネットワークにつなぎ、遠隔操作や音声操作を実現するスマートホーム。市場はここ10年ほどで大きな成長を遂げたが、その一方で、規格の乱立や技術のサイロ化といった課題も顕在化。デバイス同士を連動させたり、デバイスに指示を出したりする際の不便さや不満は解消されていないのが実情だ。
そこで登場したのが、スマートホーム・住宅・商用ビル向けの統一接続規格「Matter」である。これは、AmazonやApple、Googleなども参画するConnectivity Standards Alliance(CSA)が制定したもので、エンドユーザーにとって理想的なスマートホームを作る手助けとなる。また開発者にとっては、信頼性の高いワイヤレス製品をより少ない負荷で開発できるという利点もある。
CSAはスマートホーム市場の成長に寄与すべく、「シンプル」「相互運用性」「信頼性」「セキュリティ」の4つのポイントを訴求しつつ、Matter標準化活動を推進中だ。本資料では、Matterの仕組みやメリットに加え、Matter向け製品の開発をサポートするCSA加盟企業について解説する。