製造現場では生産ロスをなくす「ロスゼロ」への取り組みが積極的に行われているが、設備の状態基準保全はその重要ポイントの1つだ。設備を監視して故障の予兆となる異常を検知したら保全する、という仕組みを構築できれば、工場の稼働率向上などが期待できるようになる。
そこで活用したいのが、複数のセンサーを組み合わせて設備の稼働状況を見える化するIoTソリューションだ。例えばモーターの故障にはその予兆として電流負荷の変化や、振動、温度などの異常が見られるが、同ソリューションはそれらの数値を監視して故障原因の進行具合を分析し、状態基準保全へとつなげることができる。
本資料では、汎用モーターを動力源とした回転機(スピンライナー)での異物混入による異常発生の検知をはじめ、さまざまな課題を解決した4つの導入事例を紹介している。これまで人の経験や感覚で行われてきた製造現場の判断や意思決定をいかに補完できるか、その実力が理解できるはずだ。