環境汚染に対応する法規制の厳格化が加速し、国内の自動車業界においても製品の含有化学物質の厳密な管理が求められるようになった。国内規格であるJAPIA統一データシート(旧名称:JAMAシート)に加えて、国際規格であるIMDSへの登録業務が必要になったことで、業務負担の増大が課題となっていた。
こうした背景から登場したのが、IMDS/JAPIAシートによる含有化学物質の調査回答業務を支援するソリューションだ。データベースに情報を蓄積して一括管理できる上、IMDS/JAPIAシートの相互変換も実現。データチェックやワークフローなどの機能を提供し、業務の効率化を大きく推進できるようになる。
同ソリューションは法規制後の業界内で革新的なシステムであることに加え、専門知識を有した技術者が、「ほしい機能」にこだわり協働して開発に当たったことで、一歩先の利便性が追求されている。導入企業からは、次々に制定される国内外の規制に遅れることなく、含有化学物質の規定を順守した管理の継続ができるなど、開発時の想定を上回る成果の声が上がっているという。