衛星産業でも進むコンテナ化、宇宙でKubernetes環境を運用可能にした方法は？

　Hypergiant Industriesは、宇宙科学および探査、衛星通信、航空など多数の分野に向けて、AI／機械学習ソリューションを提供している企業だ。同社が取り組んできた注目すべき挑戦の1つが、米国防総省と連携して、宇宙（衛星軌道上）でKubernetes環境を構築し、AI／機械学習機能を実行可能とするものだ。

　しかし、宇宙規格のハードウェア、ソフトウェアの開発は多大なコストと時間がかかる上、極低温下にある宇宙環境ではソフトウェアのアップデートも非常に困難だ。そこで、同社が着目したのが、Kubernetesの中でも特に軽量・コンパクトなディストリビューションだった。極めて小さなバイナリとしてパッケージ化されており、本番Kubernetesクラスタのインストールや実行、自動アップデートに必要な依存関係とステップを最小化できるというメリットがあった。

　本資料は、宇宙環境におけるKubernetes導入という挑戦的なミッションを紹介したものだ。宇宙空間に限らず、過酷な環境下にあるエッジでコンテナ運用をするための有用な手法を学べる内容となっている。