ドイツのハノーバーに本社を置き、世界59カ国で事業を展開する大手自動車関連企業Continentalでは、比較的早い段階から製造現場のデジタルトランスフォーメーションに取り組んでおり、仮想インフラを長年にわたり運用してきた。しかし近年では、この仮想インフラの運用と保守の面でさまざまな問題が顕在化していたという。
その最たるものが、インフラへの新機能の実装やアプリケーションのアップグレードに大量の時間とリソースを要することだ。生産ラインは24時間365日体制で稼働しており、わずかなダウンタイムも許されない。こうした状況下にあった担当チームは、コンテナ技術が登場したとき、インフラ管理を効率化する機会と捉えたという。
短期間でコンテナ化戦略を始めるために同社はKubernetesを採用した上で、レイテンシも考慮して1つのプラットフォームで複数のクラウドとオンプレミスに並行してデプロイメントできる方法を求めることになった。本資料では、同社のクラウドネイティブ戦略の実現を支えた、コンテナ管理基盤がもたらした成果について詳しく紹介していく。