日本の高齢化率が今後急速に高まっていくことが人口統計からも推測されている。こうなると支障なく生活できる期間、いわゆる健康寿命の延長も社会の課題としての重要性が増してくる。アナログ・デバイセズは、こうした背景の中で心拍数を計測するためのウェアラブルデバイスに最適なアナログフロントエンドをはじめ、ハードウェアのLEDや筐体設計案などを提供している。
本稿は、今後の遠隔医療や個別化医療の普及・浸透に向けて、ハードウェア、ソフトウェア、電源、開発用プラットフォームおよび新たなアプリケーションの提案を視野に入れたアナログ・デバイセズの取り組みの一端を紹介する。