ある調査によると、コンセプトデザインと工業デザインにもっと時間をかけられれば、製品が良くなると回答しているメーカーは76%にも上るという。しかし、工業デザイナーはプロセスの効率の悪さ、成果物の一からの作り直し、フィードバック収集の遅さといった課題を抱えており、これらは全て付加価値のない作業を生む原因となっている。このような状況では、競争力のある製品を開発することはできない。
一方、製品開発を成功させている優良企業はその他の企業に比べて、付加価値のない作業を最小限に抑えている割合が64%高くなっている。また、95%は工業デザインと詳細設計の両方に単一のソリューションを使用しており、その再モデリングプロセスを高く評価していることも明らかになった。
本資料では同調査の結果を交えながら、工業デザインのどの部分で無駄な時間が発生しているのかを考察している。また、優良企業が付加価値のない作業を減らすために実践している7つのベストプラクティスについても解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。