東芝は2023年3月23日、日本産業パートナーズ(JIP)をはじめとする国内企業を中心とした企業群の買収提案を受け入れ、株式の非公開化を進める方針を示しました。それにより、“もの言う株主”からの圧力により経営が迷走した過去に決別をすることを目指すとしています。
そこで、本ブックレットでは、東芝の過去の経営方針の変転についての記事をまとめました。当時はどういう考えでそれがどのように変化していったのかを振り返るためにご活用いただければ幸いです。
【主な内容】
・選択肢がなかった東芝、虎の子のメモリ事業を分社化し株式20%売却へ
・東芝二部落ちへ、決算発表を再延期し監理銘柄に指定
・おきて破りの決算続ける東芝、「法的整理は考えていない」と強調
・再生目指す東芝が示した新たなIoT戦略とその勝算
・成長への“フェーズ2”に入る東芝、インフラサービス企業への転換を加速
・東芝の社長に綱川氏が再登板、電撃辞任の車谷氏は「再生ミッションやり切った」
・東芝と経産省が一体で“物言う株主”を抑え込み、株主総会運営で公正さ欠く
・東芝は3分割から2分割へ、非注力のビル3事業を売却し研究開発体制も確定
・東芝経営陣刷新、上席常務の島田氏が新社長に、会社分割は「予定通り進める」
・東芝が2分割案を撤回し非注力事業の売却も中止、特別委員会で非公開化を検討へ
・東芝は迷走に終止符を打つか、JIP含む国内連合の買収提案を受け入れ非公開化へ