音・振動の社内ラボを容易に設置、製品開発を加速する包括的デジタルツインとは

　競争が激化する市場において、消費者の期待に応えるとともに、各国の厳しい規制にも対応するための製品を開発する上で、音と振動の解析が重要な要素になっている。しかし、試作して試験を実施するという従来のプロセスでは、開発のスピードがどうしても遅くなってしまう。

　目まぐるしく変化する市場で、スピードと品質の追求は製品開発における重要課題だ。これらの課題を解決するのが、試作前の効果的なシミュレーションを実現する「デジタルツイン」である。製品の音・振動を直ちに測定し、その物理試験データを直接、シミュレーションに取り込むことで、包括的なデジタルツインの環境が構築できる。

　本資料では、音・振動の“ラボ”を社内に設立することを出発点に、よりスピーディーな製品開発を行うための方法である、包括的なデジタルツインを紹介する。データ収集ハードウェアをはじめとした、ラボに必要な5つの要素を掘り下げるとともに、ラボの中心的な役割を果たす基盤ソフトウェアについても、認証、騒音振動解析などの機能を解説する。