スイッチングレギュレータはリニアレギュレータに比べ、エネルギーの変換効率に優れるが原理的にノイズが発生しやすいという弱点がある。また車載アプリケーションなどスイッチング周波数を高めに設定することも多く見られる。
EMIノイズを大幅に低減しつつ、スイッチング周波数を高く設定しても効率が下がりにくいソリューションとしてアナログ・デバイセズが提案するのがSilent Switcher (R) 技術である。本稿ではSilent Switcherの特長やこれまでの進化の歴史、ロードマップ、そして最新のSilent Switcher 3について詳しく紹介する。