今日、製造業界においても、他業界と同様にコスト削減が求められている。実際、製造業界では特に設計を中心としたエンジニアリング業務にかかるコストが高い傾向にあり、これが利益率を下げる要因となっていたため、このプロセスに対し、コスト削減に向けたさまざまな試みがなされてきたが、その多くはポイントソリューションにとどまっている。
一方で製品に対するニーズも多様化し、カスタマイズ可能製品、特注製品の受注が急増していることから、設計量を減らしてコストを削減するという選択をすることが難しくなっている。そのため、設計プロセスそのものを効率化し、迅速に製品を提供することが、顧客ニーズに応えながら、コストを削減する最適な方法といえるだろう。
本資料では、設計プロセスの効率化において、自動化を採用し、見積書や図面、モデルの作成をスピードアップすることの重要性を解説する。自動化ではしばしば、設計自動化ソフトウェアにプロセスを取り込む時間が問題となるが、それがたとえ従来のカスタム設計の2倍の時間がかかるとしても、新規受注を重ねるうちに自動化のメリットを確信できるようになることも分かるはずだ。