慢性的な人材不足、現場の担い手の高齢化、働き方改革関連法に対応した労働時間の削減など、建設業界を取り巻く環境は厳しさを増している。そんな状況でも市場における競争優位性を確保するには、これまでと同等以上の生産性を確保し続けなければならない。この難題の解決に向けた取り組みの原動力となるのが「ICT」だ。
AI、IoT、4G/5Gといった最新テクノロジーを積極的に活用することで、現場作業の自動化、作業員や建設機器のモニタリング、重機の遠隔操作などが可能になり、持続的かつ効率的な建設と現場の安全性向上が期待できる。この理想的な姿と現状の間には大きなギャップがあるが、それを埋める手だてはあるのか。
本コンテンツでは建設業界が目指すべき姿について解説した上で、いま直面している課題を1つずつ挙げながら、それらの解決に役立つソリューションを個別に紹介していく。併せて、それらを活用して作業員の適正配置を実現した組織や、現場のコミュニケーションを円滑化している組織の事例なども掲載しているので、参考にしてほしい。