μModuleは、パワーMOSFET、インダクター、バイパスコンデンサー、補償用RC回路など、スイッチング電源回路の主要部分を単一パッケージに封止し、わずかな外付け部品で優れた電源回路を実現するアナログ・デバイセズ独自の電源ソリューションだ。μModuleを使用することで部品選定や動作検証といった膨大な設計工数の削減が可能である。
2005年10月に最初の製品を発売して以来幅広く展開しており、中でも低電圧で大電流が必要な高性能FPGAやSoCのコア電源として用いられる事例が、産業機器や通信機器、医療機器などの分野で増えている。
本稿では、これまでの進化とともに、100Aクラスの大電流製品から、直接給電製品、低ノイズを特長とする製品まで、その最新動向を紹介する。