製造業におけるIT領域とOT領域のつなぎ目として、スケジューリングや製造指図、製造データ収集などの機能を備えるMES(製造実行システム)。製造業DXの実現において有効である一方、工場内のさまざまな機器やソフトとの連携が不可欠であり、レガシーな資産が多く残る工場では導入のハードルが高い。
そこで注目したいのがハーフスクラッチ型のMESだ。同製品は半導体/テレビ/二次電池などパナソニックグループを中心に約40の工場へ導入実績があり、標準機能モジュールの組み合わせとカスタマイズで、さまざまなモノ作りの現場やニーズに対応する。提供元の企業は、製造現場におけるさまざまなソフトや設備・PLCなどとMESを接合する技術力が高く、レガシーな設備が残っている場合はセンサー群の後付けによるデータ取得などレトロフィットにも対応する。さらにサーバなどのインフラ基盤構築から24時間365日のサポートまでワンストップで提供する。
単一の工程から段階的に導入することも可能なため、「新工場や新規ラインの稼働に合わせてMESを導入したい」「段階的な取り組みでDXを実現したい」という企業にとっては見逃せない選択肢だ。