業界特化型 技術・製品情報サイト
  • MONOist
  • EE Times Japan
  • EDN Japan
  • スマートジャパン
  • BUILT

アナログ・デバイセズ株式会社

技術文書・技術解説

アナログ・デバイセズ株式会社

CANノード間のデータ転送問題を回避、トランシーバーICの最適な検証法とは

堅牢性の高い通信規格CAN(Controller Area Network)は、産業用オートメーション、ホームオートメーション、車載システムなどの幅広い分野で活用されている。その活用において注意したいのが、CAN対応トランシーバーの検証手法だ。

コンテンツ情報
公開日 2023/07/31 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 4ページ ファイルサイズ 371KB
要約
CANノード間のデータ転送問題を回避、トランシーバーICの最適な検証法とは
 CANを採用すれば、多様なセンサーや機械、コントローラー間で双方向の通信を実現できる。CANに対応するインタフェースの堅牢制が高い点も大きなメリットであり、バスの競合を効果的に処理できる。

 こうした特長から、産業用オートメーション、ホームオートメーション、車載システムなどで幅広く使用されてきた。ただ、CANベースのマルチノードシステムを考えた場合、あるCANノードから別のCANノードにデータを転送する際に、幾つかの問題が起こり得る。その回避策となるのが、CAN対応のトランシーバーであり、その製品選定が重要になる。

 そこで本稿では、CAN対応トランシーバー製品をシステムレベルで検証する手法について言及する。また最高2Mbpsのデータレートをサポートする旧来の規格であるCAN 2.0に対し、最高10Mbpsの高速データレートで重要性の高い通信に対応する、新通信プロトコルCAN FD(Flexible Data Rate)についても解説する。