複雑な重機設計を成功へ、複数領域をまたぐ統合型アプローチとは？

　最新デジタル技術や電動化は重機業界にイノベーションをもたらしたが、機械／電子機器／ソフトウェア間の相互作用が増えたことで、設計の複雑化も進んでいる。各チームが分断され、それぞれで異なるツールやプロセスを使用している組織では、二度手間な作業やデータの検索に時間を奪われてしまっている。

　設計の複雑さの正体は、相互に作用し合う膨大なパラメータだ。要件を満たした最適な組み合わせを見つけるには、あらゆる組み合わせを同時に比較検討する必要がある。具体的には、コンセプト検討段階で包括的なデジタルツインを作成し、製品の現状を同期し続けるとともに、部門間の情報共有を円滑にする。また、問題の発見を早い段階にシフトレフトすれば、開発時間の短縮とコストの削減も可能になる。

　本資料では、複雑な設計を成功させ、画期的な製品を迅速に開発するには、機械、電子機器、ソフトウェアの同時設計を可能にする、領域を超えた統合型アプローチが必要だと指摘する。併せて、その実現に役立つクラウド型のコラボレーションツールも紹介している。