自動車の開発はもちろん、最先端のテクノロジー活用や画期的なイノベーションにも取り組んでいるメルセデス・ベンツ。同社では、ネットワークに接続され自動走行が可能な電気自動車を開発すべく、数十億ものデータポイントと接続して調整を行える、堅牢かつ俊敏なインフラの構築が急務となっていた。
そこで同社は、既存インフラのクラウド移行と、Kubernetesの導入によるコンテナ活用を開始する。しかし、各クラスタで実行されるサービスが増えるにつれ、サービスどうしの連携が難しくなり、可視性の欠如によるパフォーマンスの低下が課題となってきた。これを解消するために採用されたのが、クラウドネイティブなサービスディスカバリツールだ。
個々のクラスタと依存関係にあるサービスを迅速に特定することができる同ツールにより、アプリケーションのインベントリ管理が劇的に改善。200以上のサービスを複数のKubernetesクラスタで実行できるようになった他、サービスディスカバリと接続を数日から数分に短縮するなど、大きな効果が生まれている。本資料で、その実力を詳しく見ていこう。