「モノづくり」の現場における協調設計の意義と具体的な実践方法

　多くの要件を満たしつつ、短納期を求められる現代のモノづくりの現場。こうした状況では、設計やシミュレーション、エンジニアリング、さらには製造といったプロセス、部門ごとの業務やシステムのサイロ化をいち早く解消し、それぞれが、情報をリアルタイムで共有しながら、同時並行的にプロジェクトを進めていけるような環境が必要になる。

　このような「協調設計」「コンカレントエンジニアリング」は今や、開発リードタイムを短縮し、エラーを最小限に抑え、生産性を向上させるための手段として、大きな注目を集めている。これらを実現するためには、あらゆるプロセスや情報のデジタル化と同時に、デジタルデータをベースとした部門の垣根を越えたコラボレーションを促進しなければならない。

　本コンテンツでは、現代のモノづくりの現場で必須となりつつある「協調設計」「コンカレントエンジニアリング」について、その基本的な概念やメリットを解説している。さらに、これらの概念にのっとり、ハードウェアやメンテナンスコストなどの導入障壁を取り除く、クラウドベースのエンジニアリングプラットフォームについても紹介しているので、参考にしてほしい。