アメリカ、ドイツ、日本における従業員1000人以上の製造企業への調査によると、61%がインシデントを経験し、そのうち75%が生産停止に追い込まれたという。実際、自動車メーカーのホンダは標的型攻撃によってランサムウェアをばらまかれ、日本を含む世界11工場の生産や出荷が停止した。
また近年では、セキュリティレベルの低い取引先企業を攻撃し、そこで得た情報を基に大企業を狙う「サプライチェーン攻撃」も増加している。こうして製造業界が狙われる背景には、「経営層のセキュリティ軽視」「管理体制の不備」「従業員のセキュリティ意識のばらつき」という3つの問題がある。とはいえ、これらを解決するにはセキュリティ人材や時間の確保が欠かせない。
昨今ではセキュリティ運用を外部委託できるBPOサービスも登場しているので、それを活用するのも手だろう。本資料では、製造業におけるセキュリティの現状と課題を明らかにし、それぞれの解決策を提示する。また、情報セキュリティの向上に役立つクラウドサービスも紹介しているので、参考としてほしい。