アプリケーション回路の多くは、オペアンプやフィルター、データアクイジション用のA/Dコンバーター(ADC)など信号パスを設計するに当たり、さまざまなコンポーネントがどの程度、全体のノイズに影響を与えるかが課題となる。
本稿では、ノイズの影響に関する検討や最適化に役立つツールとしても知られている、アナログ回路シミュレーションソフトLTspiceが備えるノイズ解析機能の使い方を紹介。オペアンプを含む信号パスを対象としたノイズ解析を実施する方法を解説する。この解析手法を採用することで、ノイズの要件を満たしつつ、消費電力とコストを最小限に抑えられる最適なオペアンプ製品の選択が実現できるという。