データ分析や自立型ロボット、AIなどの革新的な技術を活用し、スマートな製造を実現する「インダストリー4.0」。これにより、製造プロセス全体で生産性と効率性の向上を図れるようになるが、そのためにはITとOTを統合し、オンプレミスのデータセンターとしてエッジIT/エッジコンピューティングを展開する必要がある。
しかし、オートメーションプロセスがエッジITに完全に依存している場合、エッジITシステムで障害が発生すると、オートメーションシステムでダウンタイムが生じる恐れがある。2016年に実施された調査によれば、過去3年間で計画外のダウンタイムに見舞われた企業は82%に上り、それによる損失は1時間当たり平均26万ドルにも及んだという。
また水漏れや振動といった潜在的な環境リスク、スペースの制約、物理的セキュリティ、管理性などの面でもエッジIT導入には課題がある。本資料では、インダストリー4.0の概要と主要な技術について解説した上で、障害からの回復力に優れたエッジITを実現するためのベストプラクティスを紹介する。