紙マニュアルやOJTは限界？　人材育成にいま求められる新たなアプローチとは

　労働力人口の減少や働き方の大きな変化が続く中、企業が優れた人材を継続的に確保するためには、社内における教育や研修に今まで以上に力を入れる必要がある。しかし、従来型の紙マニュアルに頼った手法には限界もあり、ベテランスタッフが培ってきた熟練の技術や長年のノウハウが失われることに危機感を覚える企業も多い。

　先輩スタッフが現場で指導を行うOJTは、その解決策として有効ではあるものの、教える側のスタッフの貴重な時間が奪われる状況は、人手不足の事業者にとっては大きな痛手となる。また、OJTでは先輩スタッフの教え方の良しあしに左右され、人材育成が属人化しやすいことも、解決の難しい問題となっている。

　そのため、近年では、紙マニュアルでは伝わりにくいニュアンスや細かい動作などを視覚的に分かりやすく伝えられ、OJTのようにトレーナーによる内容のバラツキも発生しない動画マニュアルへの関心が高まっている。しかし、先行して取り組む企業からは、「うまくいかない」との声も挙がっている。本資料では、多くの企業が動画マニュアル活用でつまずいてしまう理由と、その対策を明らかにする。