国際アンテナインタフェース規格「AISG」(Antenna Interface Standards Group)のv3.0リリースにより、基地局上のRF接続するアプリケーションのシステムには、疎通確認を行うping機能の提供に対応するため、この規格に準拠する通信機能が必要となった。ただ、気になるのがAISG v3.0へのバージョンアップがもたらす影響だ。
本稿では、AISG v3.0への更新で生じたハードウェアレベルの変更点について言及し、AISG v3.0対応のモデムICがもたらすメリットについて解説。AISG v3.0対応モデムICがコスト削減や設計時間の短縮にどう貢献するのかを明らかにする。