デジタルツインで工場設計、実現に必要なワークステーションのスペックは？

　昨今の製造業では大規模なデータ処理を必要とするシーンの増加を受け、DXに取り組む企業が増加している。こうした企業の機械設計部門で広く活用されているのが、製造業向けのソリューションパッケージ、Product Design ＆ Manufacturing Collection（PDMC）だ。

　PDMCは3D製品設計はもちろんのこと、工場全体の設備を効率的に全て3Dモデルで再現する機能も備えているため、設備の設置前から問題改善を行う、いわゆるデジタルツインを容易に実現できるという魅力がある。しかしこうしたソフトウェアを快適に操作するには、相応の性能を備えたワークステーションの導入が必要になる。

　それでは、どのような製品であればニーズを満たすことができるのか。本資料では3機のマシンを対象に、PDMCで作成した工場ほぼ1棟分の大規模レイアウトアセンブリデータを用いて、「2D～3Dデータへの変換」「ウォークスルー機能（Navisworks）データ変換」「データ編集（一部モデルの削除）、反映」にかかる時間を計測・比較。検証結果を踏まえ、それぞれのマシンが作業効率にもたらすメリットを考察した。