航空宇宙や自動車、医療など、あらゆる分野で不可欠な存在となっている「MEMS」。短期間の開発や新しい用途・要素に用いられるようになったことでMEMS設計は複雑化しており、これに対応する上でCAEの役割はより一層大きくなっている。
MEMS領域でのCAE活用範囲は計算機の性能向上に伴って年々拡大し、MEMSデバイス単体だけでなく、MEMSを活用したアプリケーション全体をシミュレーションできるようになった。MEMSの計算が可能なCAEソフトウェアは大きく「汎用的なマルチフィジックスのソルバーを持つもの」と「MEMSに特化したソルバーを持つもの」の2つに分けられ、設計者や研究者は用途に合わせて最適な製品を選定する必要がある。
とはいえ、単に機能比較表を見るだけで最適解を見極めるのは難しい。そこで本資料では、MEMSデバイス設計のためのCAEソフトウェアを選ぶ際の6つのポイントについて解説する。併せて、MEMS設計におけるCAEの利点を解説する他、CAEの主要ベンダーを比較する際の注意点についても言及している。