高性能かつ低価格、持続可能なバッテリーを実現する「モデルベース開発」

　温室効果ガスの排出量と吸収量のバランスを取って正味の排出量をゼロにする「ネットゼロ」へのタイムラインが示されるなど、厳しい持続可能性目標が各国で設定される中、バッテリーメーカーは安全で高性能、かつ持続可能性を持った製品を開発する必要に迫られている。日々ブレークスルーが進むバッテリー技術の中から市場で成功するものを探し出し、それを低価格なソリューションへと変換して、“一発完動”の製品へと構築することが求められている。

　こうしたイノベーションを実現するために導入が進んでいるのが、「モデルベース開発」だ。これにより、物理プロトタイピングに費やされてきた時間とコストは大幅に削減され、新しい技術を仮想環境で早期に評価できるようになる。

　最適なセルの化学特性とフォーマットを選択し、モジュールとパックをサイジング・設計するのも容易になる。より持続可能で費用対効果が高く、効果的なバッテリーソリューションを素早く特定するその実力について、本資料でさらに詳しく解説していく。