今日の船舶は、多機能化によってエンジニアリングや各プロセスの複雑化が進んでいる。さらに国際海事機関(IMO)などの厳格な規制・勧告に対応しなくてはならず、これらが複雑化に拍車を掛けているのが実情だ。
この複雑化を解消するためには、設計/エンジニアリング/製造の各チームをシームレスに連携させ、あらゆるデータを一元管理することが必要となる。そこで注目されているのが「統合型エンジニアリング・プロセス管理」のアプローチだ。これにより、各設計段階から建造段階までのプロセスにおいて、船舶の設計データ/部品表/要件/トレーサビリティー/重量/構成などの保存・管理を一元化できるようになる。
このシームレスな船舶設計プロセスが確立されることで、全ての関係者をつなげる生産性の高いコラボレーション環境が構築され、「設計サイクルの加速化」「情報の損失や歪曲(わいきょく)の抑制」が可能となる。本資料では、同アプローチの手法やメリットを詳しく解説する。新造船のコストとリスクを低減しつつ、市場投入期間の短縮も実現できるので、ぜひ参考にしていただきたい。