IoT時代において、機器に組み込まれるSoC(System on a Chip)の役割は、ますます高度化している。デバイスの高機能化や小型軽量化、低消費電力化は、組み込み機器向けOSと対応SoCの組み合わせによって初めて実現できるからだ。加えてエンタープライズ用途では、長期的かつ安定的に稼働することも重要となる。
そうしたニーズに応えるべく登場したのが、組み込み向けOSであるWindows 10 IoT Enterpriseをサポートする、半導体メーカーNXPのArmベースのSoCだ。優れたパフォーマンスや高いセキュリティ、超低消費電力などを実現している上、最低10~15年という長期の製品寿命を達成している点が大きな特長となる。
また、Windows 10 IoT Enterprise LTSCやLinux、AndroidといったさまざまなOSをサポートしているのに加え、シリーズによっては、機械学習や高度なマルチメディア機能を持つものもあり、用途に合わせて選択できる点も魅力だ。本資料では、これらのSoC製品について、それぞれの機能やシリーズごとのスペック比較などを詳しく紹介する。