IoT機器や組み込み機器向けのOS製品である「Windows for IoT」。用途に応じて選択できるラインアップが用意されているが、中でもWindows IoT Enterpriseは価格を抑えられるライセンス体系であることやWindowsの開発環境が流用可能であることなどを理由に、多くの企業で導入が進んでいる。
しかしこれから導入する場合は押さえておきたい注意事項もある。IoT機器や組み込み機器は1つの重要なタスクを実行することを目的とするため、頻繁な機能更新よりも高い安定性と同一性が重視されるケースが多い。そうした用途で利用するなら、同一バージョンのまま10年サポートされるWindows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC(長期サービスチャネル)が有力な選択肢になる。
また同製品はx86/x64プロセッサを対象としていたWindowsをArmプロセッサで実行できるようにした「Windows on Arm」の1つで、サポート終了を迎える組み込み機器向けのOSであるWindows Embedded Compactの後継としても選択肢に挙がる。その他、詳しい機能やメリットを解説した本資料を、導入時の検討用資料として活用してほしい。